「三菱の冷蔵庫で氷はできているのに、なぜか下に落ちてこない……」とお困りではありませんか?実は、氷が落ちないトラブルの多くは、ちょっとした確認や設定のリセットで解決できるケースが多々あります。
本記事では、初心者の方でも迷わずチェックできるよう、駆動音による故障診断や、三菱独自の強制製氷(離氷テスト)のやり方を分かりやすく解説します。修理を依頼して数万円の出費になる前に、まずはご自身でできる最短の復活術を試してみましょう。
三菱冷蔵庫の氷が落ちない原因を特定するセルフ故障診断

三菱冷蔵庫で氷が落ちないトラブルが発生した際は、まず機械的な不具合か設定の問題かを切り分ける必要があります。氷ができないのではなく、できているのに落ちない状態は、製氷皿や駆動部の不調が主な原因です。
修理を検討する前に、ご自身で確認できるチェック項目を整理しました。以下の診断ステップを順に確認し、現在の状況と照らし合わせてみてください。
製氷皿に氷が張り付いて離れない時の確認事項
製氷皿から氷が離れない場合、まずは皿の表面状態を確認しましょう。長年の使用により皿に細かな傷がついたり、カルキ成分が固着したりすると、氷との摩擦が増えてスムーズに落下しなくなります。
また、給水タンクの浄水フィルターが目詰まりし、水が少しずつ漏れて皿の縁で凍りついているケースも少なくありません。
- 製氷皿の表面に白い粉状の汚れがこびりついていないか
- 皿の縁に余計な氷の塊が付着して回転を妨げていないか
- 給水パイプから水が垂れて、皿の外側で凍りついていないか
製氷メカ(モーター)の駆動音が聞こえるかチェックする
氷を落とす動作の際には、製氷皿をひねるためのモーターが作動します。通常は「ウィーン」という静かな駆動音が聞こえますが、これが全く聞こえない場合はモーター自体の故障や断線が疑われます。
一方で、異音がするのに氷が落ちない時は、内部のギアが空回りしている可能性が高いでしょう。
| 音の状態 | 推測される原因 |
|---|---|
| 全く音がしない | モーター故障または制御基板の不具合 |
| ガガガと異音がする | ギアの破損または氷の噛み込み |
| 通常通りの音がする | 製氷皿の劣化や張り付き |
離氷動作を妨げる製氷皿の傷や経年劣化の判断
三菱電機の製氷皿は柔軟性のある素材で作られていますが、5年から10年ほど経過すると硬化が進みます。素材が硬くなると、モーターでひねった際のリセット力が弱まり、氷を押し出す力が不足します。
指で皿を軽く押してみて、弾力がないと感じる場合は寿命と判断してください。
- 新品時に比べて皿の色が黄色く変色している
- 表面を触ったときにザラつきや、目に見える深い傷がある
- 皿をひねったときに元の形にすぐ戻らない
状況別で判断する氷が落ちないトラブルの対処法

氷が落ちない原因は、部品の故障だけとは限りません。設置環境や給水量のわずかなズレが原因で、一時的に動作が阻害されていることもあります。
ここでは、専門業者を呼ぶ前に試しておきたい具体的な対処法を解説します。簡単な調整だけで、正常な製氷サイクルが復活する事例も多いため、上から順番に実践してみてください。
製氷皿が水平に保たれていない場合の修正方法
製氷皿が正しくセットされていないと、離氷動作が空振りすることがあります。一度製氷ユニットを引き出し、皿が枠に対して水平に固定されているか確認しましょう。
特に掃除のあとに皿を戻す際、奥までしっかり差し込まれていないケースが散見されます。カチッという手応えがあるまで押し込むことが、確実な作動のポイントです。
氷が小さすぎたり繋がったりしている時の水量調節
給水量が多すぎると、氷同士が連結してしまい、重さで皿から離れにくくなります。逆に少なすぎても、ひねる際の力が伝わらずに皿に残ってしまう原因となります。
三菱冷蔵庫には製氷量を調節する設定ボタンがあるため、取扱説明書に従って標準設定へ戻してください。
- 給水タンクのポンプが浮いていないか確認する
- パイプの奥までタンクをしっかり押し込む
- 製氷設定を一度「停止」にしてから再度「通常」にする
「製氷停止」ランプの点滅パターンから故障箇所を知る
操作パネルの「製氷停止」ランプが点滅している場合、冷蔵庫が自己診断を行いエラーを通知しています。点滅の回数は故障箇所を特定するための重要な手がかりです。
例えば、1分間に数回規則的に点滅しているなら、製氷メカの同調ズレやセンサーの異常を指しています。以下の表を参考に、現在の点滅状態を確認してください。
| 点滅回数 | 主な原因の詳細 |
|---|---|
| 3回点滅 | 製氷皿の回転異常(モーター故障など) |
| 4回点滅 | 製氷皿の温度センサー不具合 |
| 連続点滅 | ドアの閉め忘れや通信エラー |
修理を依頼する前に試すべき三菱冷蔵庫のリセット操作

電化製品全般に言えることですが、内部のマイコンが一時的なバグを起こして動作が止まることがあります。特に停電や電圧の変動があった後に、製氷機能だけがロックされるケースは珍しくありません。
ここでは、システムを正常な状態に復帰させるためのリセット手順と、動作確認を行うための強制製氷モードについて解説します。
強制製氷モード(離氷テスト)の起動方法
三菱冷蔵庫には、手動で離氷動作を確認できるテストモードが備わっています。機種によって操作は異なりますが、多くは「製氷停止」ボタンを数秒間長押しすることで起動します。
この操作を行うと、氷ができていなくても皿が1回転するため、モーターが生きているかを即座に判断できます。
- 製氷タンクがセットされていることを確認する
- 操作パネルの「製氷」に関連するボタンを5秒以上押す
- モーターの駆動音が始まり、皿が回転するかを目視する
電源プラグの抜き差しによるマイコンの再起動手順
操作パネルからのリセットで改善しない場合は、物理的に電源を遮断して放電させる方法が有効です。電源プラグを抜き、約10分放置してから再度差し込んでください。
これにより内部メモリがクリアされ、エラー状態が解除されることがあります。ただし、冷蔵庫内の温度が上がるため、ドアの開閉は最小限に留めましょう。
庫内温度設定の変更で製氷サイクルを正常化する
冷凍室の温度が十分に下がっていないと、製氷センサーが「まだ凍っていない」と判断し、離氷動作に移行しません。目安としてマイナス18度以下に保たれている必要があります。
夏場や食品を詰め込みすぎている場合は、設定を「強」に変更して様子を見てください。冷気の吹き出し口が塞がっていないかの確認も同時に行いましょう。
- 冷凍室の設定を「中」から「強」へ1段階上げる
- 製氷室の奥にある冷気ダクトを食品で塞がない
- 一晩待って、新しい氷が落ちているか確認する
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製氷機の故障と修理費用に関するよくある質問

いざ修理を依頼するとなると、費用や期間が気になるものです。また、古い機種であれば修理せずに代替案を検討する方もいるでしょう。ここでは、ユーザーから寄せられることの多い、修理費用や保証、代替手段に関する疑問に詳しくお答えします。
事前に相場を知っておくことで、落ち着いて判断を下せるようになります。
製氷皿ユニットの交換費用と作業時間の目安
製氷皿やモーターユニットを丸ごと交換する場合、部品代と技術料、出張費を合わせて15,000円から25,000円程度が相場です。作業自体は、専門のサービスマンであれば30分から1時間程度で完了します。
部品の在庫状況にもよりますが、依頼から数日以内に対応してもらえるケースが一般的です。
メーカー保証や家電量販店の延長保証の適用範囲
購入から1年以内の自然故障であれば、メーカー保証により無償修理が可能です。また、家電量販店独自の10年保証などに加入している場合、製氷機も保証対象に含まれることが多いでしょう。
ただし、製氷皿の汚れ放置による固着など、手入れ不足が原因と判断されると有償になる可能性もあるため注意が必要です。
| 保証の種類 | 適用されるケース | 費用負担 |
|---|---|---|
| メーカー保証 | 購入後1年以内の自然故障 | 無料 |
| 延長保証 | 契約期間内の内部故障 | 基本無料(規約による) |
| 保証なし | 全期間の故障・破損 | 全額自己負担 |
修理を諦めて市販の製氷皿を使う場合のデメリット
修理費用が高いと感じて、市販の製氷トレイで代用する方法もありますが、おすすめはできません。自動製氷機を停止させずに放置すると、給水経路に残った水が腐敗したり、カビが発生したりするリスクがあるからです。
また、手動での氷作りは冷凍室のスペースを圧迫し、手間も増えるため、長期的に見ればユニット交換の方が快適と言えます。
三菱冷蔵庫の製氷機能を診断して最適な修理・対策を

氷が落ちないトラブルは、多くの場合、製氷皿の清掃やリセット操作で解決できます。まずは今回ご紹介したセルフ診断を試し、モーターの駆動音やランプの点滅を確認してください。
もし部品の物理的な破損や経年劣化が見つかった場合は、早めにプロへ修理を相談しましょう。清潔で美味しい氷を常に使える状態に戻すことで、日々の生活の質を維持できます。







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