東芝掃除機の紙パックをお探しの方に向けて、迷わず選べるように対応表をまとめました。
東芝の掃除機用紙パックは、標準タイプ・小型専用・スティック型用の3種類に分かれており、正しく選ばないと吸引力の低下や故障の原因になります。
本記事では、東芝掃除機の紙パック対応表を軸に、VPF-5/6/7といった標準品の互換性から、最新のVPF-12の情報まで初心者の方にもわかりやすく解説します。
東芝掃除機の紙パック対応表:お使いの機種に合う型番はこれ

東芝の掃除機を長く愛用するためには、機種に適合した紙パックを選ぶことが欠かせません。
東芝製の紙パックは主に「標準タイプ」「小型・専用タイプ」「特殊タイプ」の3種類に分類されており、それぞれサイズや形状が異なります。
適合しない型番を無理に装着すると、ゴミ漏れや故障の原因となるため注意が必要です。お手持ちの掃除機の型番を確認し、適切なパックを選べるよう一覧にまとめました。
ほとんどのキャニスター型で使える「標準タイプ(VPF-5/6/7)」
東芝のキャニスター型(床移動タイプ)掃除機のうち、約9割の機種で使用できるのが標準タイプです。これらは接続部のサイズが共通化されており、VPF-5、VPF-6、VPF-7のいずれも装着可能です。
| 紙パック型番 | 特徴 | 構造 | 価格目安 | 適合機種 |
|---|---|---|---|---|
| VPF-7 | 【高性能】 吸引力維持・強力脱臭・抗菌 | 3層 (厚さ3倍) | 高 | 下記「専用タイプ」以外の全機種 (VC-から始まる一般的な掃除機) ※廃盤品(VPF-2, VPF-4)指定の機種も使用可 |
| VPF-6 | 【防臭】 ニオイを抑える加工 | 2層 | 低 | 同上 |
| VPF-5 | 【標準】 ベーシックタイプ | 3層 | 標準 | 同上 |
- VPF-7:3層構造で微細な粉塵もキャッチする高性能タイプ。
- VPF-6:ゴム製のシール弁付きで、ゴミ捨て時のホコリ立ちを抑える防臭タイプ。
- VPF-5:機能を最小限に絞った、最も安価で経済的なスタンダードタイプ。
VPF-5、VPF-6、VPF-7は共通して多くの機種に対応可能となっているため、以下に代表的な型番をシリーズ別にまとめました。リストに記載がなくても、「VC-」で始まるキャニスター型であればほとんどが適合します。
| シリーズ | 代表的な型番の例 |
|---|---|
| VC-P 系 | VC-PG313, VC-PW9D, VC-PY6E, VC-PC9, VC-PD9 など |
| VC-C 系 | VC-C7, VC-C3, VC-CT5, VC-CS5E など |
| VC-J 系 | VC-J3000, VC-JS4000, VC-J21V など |
| VC-S 系 | VC-S520, VC-S600, VC-SG9, VC-ST2 など |
| VC-D 系 | VC-D50K, VC-D4K, VC-DT40J など |
| VC-H 系 | VC-H50K, VC-H70, VC-H90 など |
| VC-K 系 | VC-K71, VC-K81, VC-KP7T など |
| VC-V 系 | VC-V7E, VC-V8F, VC-V9D など |
| VC-W 系 | VC-W6E6, VC-W7E1, VC-W80 など |
| その他 | VC-BK550, VC-MG900, VC-Y1E, VC-Y2K など |
多くの機種で使い回しができるため、ストックを共有しやすいのが特徴です。
小型・軽量モデル専用の「VPF-11/12」対応機種一覧
本体サイズがコンパクトな「Zシリーズ」や一部の軽量モデルには、標準タイプより一回り小さい専用パックが必要です。接続部の形状は標準タイプに似ていますが、袋全体のサイズが小さく設計されています。
| 紙パック型番 | 状況 | 適合する掃除機の型番(代表例) |
|---|---|---|
| VPF-12 | 最新 (抗菌・消臭) | Zシリーズ・Yシリーズ・小型機 VC-Z2, VC-Z20P, VC-Z20K, VC-Z30KT, VC-ZY25K VC-Z10L, VC-Z11L, VC-Z12L, VC-Z15L VC-Z55R, VC-Z56R, VC-Z57R VC-Y10R, VC-Y11, VC-Y30P VC-HA1, VC-CLZ74DS, VC-SL130DS, VC-SL140DS ECL-SB10 |
| VPF-11 | 在庫限り | 同上(VPF-12と互換性あり) |
| VPF-10 | 廃盤 | 同上(VPF-12を使用してください) |
これらの機種に標準タイプのVPF-7などを入れようとしても、収納スペースに収まりきらず蓋が閉まりません。必ず専用型番を選んでください。
スティック型・ハンディ型・旧機種用の特殊タイプ対応表
スティック型や一部の特殊なハンディ掃除機には、専用設計の紙パックやフィルターバッグが指定されています。これらはキャニスター型とは全く異なる形状をしているため、代用が利きません。
| 紙パック型番 | 適合する掃除機の型番 |
|---|---|
| VPF-21 | VC-M12V, VC-P81R, VC-P8R, VC-M8R, VC-J21V, VC-J11V |
| VPF-31 | VC-CLP54 |
| VPF-3 | VC-X60 |
| VPF-1 | VC-606, VC-161J, VC-262J, VC-D210J, VC-C650J, VC-C10タイプ |
| ECL-E54A | ECL-C5A |
| ECL-T1F | ECL-TR1 |
特にECLシリーズは、紙パック自体がフィルターの役割を兼ねているため、指定品以外の使用は吸引力低下に直結します。
迷ったらこれ!メーカー推奨の高性能パック「VPF-7」のメリット
どの紙パックを買えばいいか迷った際、標準タイプ対応機種であればVPF-7を選ぶのが最も安心です。メーカーが推奨するこのモデルは、排気のクリーンさと吸引力の持続性に優れています。
- ミクロのチリもしっかり抑える高集塵性能。
- 3層のフィルター構造により、目詰まりしにくく強力なパワーが持続。
- 強力な脱臭機能により、掃除中に出る特有の不快なニオイを軽減。
価格は他の型番より数百円高い傾向にありますが、フィルター掃除の手間が減り、掃除機本体への負担も軽減されるため、トータルコストでは非常に優秀です。
9割の機種に対応する「標準タイプ」の選び方と互換性

東芝掃除機の多くが採用している標準タイプは、互換性が高く、古い機種から最新のキャニスター型まで幅広くカバーしています。しかし、VPF-5、VPF-6、VPF-7と数字が並んでいるため、どれを選べば自分に合っているのか判断しづらい側面もあります。
ここでは標準タイプ内部のグレードの違いや、古い指定型番からの買い替え方法について詳しく解説します。
VPF-5・VPF-6・VPF-7の違いと使い分け
これら3種類は取り付け部分の形状が同じため、物理的にはどれでも装着可能です。大きな違いはフィルターの性能と付加機能にあります。
| 型番 | 構造 | 機能 | 価格 |
|---|---|---|---|
| VPF-5 | 3層構造 | シール弁付き | 標準 |
| VPF-6 | 2層構造 | 防臭 | 低 |
| VPF-7 | 3層構造 | 抗菌・脱臭 | 高 |
普段の掃除頻度や、室内の空気環境へのこだわり度合いに合わせて選択してください。
古い型番「VPF-2」「VPF-4」指定機種への対応方法
10年以上前の古い東芝掃除機を使っている場合、説明書に「VPF-2」や「VPF-4」という型番が記載されていることがあります。現在、これらの型番は生産が終了していますが、現行の標準タイプ(VPF-5/6/7)が後継品としてそのまま使用可能です。
以前の古いパックと比較して、現行品は集塵能力や素材の耐久性が向上しています。特に「VPF-2」などの古い指定機種であっても、接続部の台紙サイズは変わっていないため、加工なしでそのままスロットに差し込むだけで交換が完了します。
標準タイプが使える東芝掃除機の見分け方
お手持ちの掃除機が標準タイプ対応かどうかを見分ける最も簡単な方法は、本体の蓋を開けて紙パックを差し込む「台紙」の形状を確認することです。標準タイプは長方形に近い台紙形状をしています。
また、本体の底面や側面に貼られているシールに記載された「形名」をチェックしてください。VC-から始まる型番で、かつ本体に車輪がついて床を転がして使うタイプであれば、そのほとんどが標準タイプに適合します。
ただし、スティック型、ハンディ型、および一部の小型掃除機や特定の型番(VC-M12Vなど)は対象外であるため、「VC-ならすべてOK」ではない点に注意が必要です。
スティック型や極端に小さなハンディ型を除けば、迷わず標準タイプを選んで間違いありません。
吸引力を維持するために純正パックが重要な理由
「吸い込みが悪くなった」と感じる原因の多くは、紙パックの質にあります。純正品は東芝掃除機のモーター出力や空気の流れを計算して設計されているため、ゴミが溜まっても空気の通り道を塞ぎにくい構造になっています。
市販の安価な汎用品は、フィルターの目が粗かったり、逆に密度が不均一で早々に目詰まりを起こしたりすることがあります。純正のVPF-7などは、微細なゴミを層ごとに段階的にキャッチするため、満杯に近くなるまで高い吸引力を維持できるのが大きなメリットです。
小型・軽量モデル(Zシリーズ等)専用パックの注意点

小型掃除機は持ち運びが楽な反面、紙パックの収納スペースが非常にタイトに設計されています。そのため、標準タイプを無理やり押し込むと紙パックが破れたり、吸込口とズレが生じてモーターにゴミが侵入したりする恐れがあります。
専用の型番であるVPF-11やVPF-12を正しく選ぶことが、故障を防ぐための絶対条件です。
VPF-11から最新モデル「VPF-12」への切り替え時期
長年、東芝の小型掃除機用として親しまれてきたVPF-11は、メーカーでの生産が終了し、現在は流通在庫のみとなっています。2025年10月には、後継モデルとしてVPF-12が登場しました。
現在VPF-11を使用している方は、手元の在庫がなくなるタイミングでスムーズにVPF-12へ切り替えて問題ありません。取り付け部の寸法に変更はないため、今まで通りの手順で交換が可能です。
今後は店頭でもVPF-12が主流となるため、早めに最新型番を覚えておくとスムーズに買い物ができます。
VPF-12(2025年10月発売)の抗菌・消臭進化ポイント
最新のVPF-12は、旧モデルと比較して衛生面が大きく強化されました。特に、長期間ゴミを溜めたままにすることが多い小型掃除機の特性に合わせ、内部での菌の増殖を抑える加工が施されています。
さらに、消臭成分の配合密度が高まっており、排気のニオイ成分をより効率的に吸着します。これにより、掃除中の不快な生活臭を500mlペットボトル1本分程度の空気清浄能力に匹敵するレベルで抑制できるようになりました。小さなお子様やペットがいる家庭でも、より安心して使用できるスペックに進化しています。
以前の「VPF-10」指定機種でもVPF-12は使える?
さらに古い機種の中には、指定型番が「VPF-10」となっているものもあります。この場合も、最新のVPF-12をそのまま使用することが可能です。東芝の小型専用パックは、VPF-10からVPF-11、そしてVPF-12へと進化してきましたが、基本的な互換性は維持されています。
「古い機種だから専用のパックがもう売っていないのではないか」と不安になる必要はありません。VPF-12さえ購入すれば、新旧問わず東芝の小型・軽量シリーズのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
専用タイプが必要な主な型番(VC-Z2・VC-Y10R等)の確認
小型専用パックが必要な主な機種は、型番の先頭が「VC-Z」や「VC-Y」で始まるもの、または「VC-C」シリーズの一部です。具体的には以下の機種が該当します。
- VC-Z2、VC-Z11L、VC-Z12L
- VC-Y10R、VC-Y11W
これらの機種は、本体の重さが3kg前後の非常に軽量なモデルが多いのが特徴です。購入前に本体の裏側や、ホースの接続部付近にある型番シールを必ずチェックし、適合表と照らし合わせてください。
各社共通タイプ(汎用品)を使用するメリットとデメリット

ドラッグストアやホームセンターで見かける「各社共通タイプ」の紙パックは、10枚入りで数百円と非常に安価で魅力的です。しかし、あらゆるメーカーの掃除機に合うように設計されているため、東芝専用の純正品とは異なる特性を持っています。
メリットだけでなく、潜んでいるリスクについても正しく理解した上で選択することが重要です。
スーパーで買える「各社共通パック」を東芝製に装着する方法
各社共通パックには、ハサミで切ったり折り曲げたりしてサイズを調整できる「マルチ台紙」が付いています。東芝の掃除機に使用する場合は、台紙にある「東芝用」のミシン目に沿って不要な部分を切り離す作業が必要です。
装着時は、掃除機本体の溝に台紙がしっかりとはまっているかを確認してください。純正品と違い、遊び(隙間)が生じやすいため、指で台紙を押し込み、ガタつきがないことを確かめるのがコツです。
台紙が浮いた状態で使用すると、吸い込んだゴミがパックの外に漏れ出してしまう原因となります。
純正品以外の使用で注意すべき「発煙・発火」のリスク
東芝の公式サイトでは、純正以外の紙パックを使用した場合のトラブルについて注意喚起を行っています。汎用品は紙の密度や通気抵抗が純正品と異なるため、モーターに過度な負荷がかかり、異常発熱を起こすリスクがあるためです。
最悪の場合、微細な塵がモーター内部に侵入し、火花と反応して発煙や発火に至るケースも報告されています。特にハイパワーな掃除機ほど、指定外のパックによる空気抵抗の変化に敏感です。
安さを優先して高価な本体を故障させてしまっては本末転倒ですので、慎重な判断が求められます。
台紙のサイズや装着方向を間違えないためのチェックポイント
各社共通タイプを装着する際、最も多い失敗が「表裏」や「上下」の間違いです。東芝の掃除機は、台紙の切り欠き部分が特定の向きに合わないと蓋が閉まらない構造になっています。
- 台紙の矢印マークが吸込口を向いているか確認する。
- 台紙が曲がったり、折れ曲がったりしていないかチェックする。
- 無理に蓋を閉めようとせず、引っかかりがある場合は位置を微調整する。
これらを無視して無理やり蓋を閉めると、本体のツメが破損し、修理が必要になることもあります。装着後は一度軽くパックを引っ張り、外れないことを確認しましょう。
コストパフォーマンスと安全性のバランスをどう考えるべきか
汎用品の最大のメリットは「1枚あたりの単価が純正品の半分以下」という点です。頻繁に掃除を行い、ゴミが溜まる前にどんどん捨てたい場合には経済的と言えるでしょう。
一方で、純正品(VPF-7等)は集塵容量が大きく、吸引力が落ちにくいため、1枚を長く使えるという側面があります。「汎用品を2枚使う期間」と「純正品を1枚使う期間」が同じであれば、交換の手間や安全性を含めたコストパフォーマンスは純正品に軍配が上がります。
大切な掃除機を5年、10年と使い続けたいのであれば、純正品の使用を強く推奨します。
掃除機の寿命を延ばすメンテナンスと紙パック交換のコツ

紙パック式の掃除機は、パックを交換するだけで手軽にメンテナンスができるのが利点です。しかし、パックだけを替えていれば万全というわけではありません。数ヶ月に一度の簡単なチェックを行うだけで、掃除機の寿命は大きく変わります。
ここでは、見落としがちなポイントや正しい交換手順について解説します。
紙パックと一緒に確認したい「モーター保護フィルター」の状態
紙パックを取り外した奥に、黒いスポンジ状のパーツが見えるはずです。これが「モーター保護フィルター」です。紙パックの隙間から漏れた微細なホコリが、直接モーターに入るのを防ぐ最後の砦となります。
このスポンジが灰色に汚れていたり、ボロボロに劣化していたりすると、モーターに負荷がかかり、寿命を縮める原因になります。汚れがひどい場合は、水洗いして完全に乾かすか、新しいものに交換しましょう。
紙パック交換のたびに、このスポンジを指で軽く弾いてホコリを落とすだけでも、吸引力の低下を防ぐ効果があります。
スティック型(ECLシリーズ)のフィルター同梱パックについて
スティック型掃除機の交換用パック(ECL-E54Aなど)には、新しいモーター保護フィルターがセットで同梱されていることがあります。これは、スティック型が非常にコンパクトで、フィルターの汚れがダイレクトに性能低下へ繋がるためです。
パックを使い切るタイミングで、必ず同梱されている新しいフィルターに交換してください。「まだ綺麗だから」と古いフィルターを使い続けると、目に見えない細かい粉塵で目詰まりを起こし、突然動かなくなるといった故障を招く恐れがあります。
同梱品はメーカーからの「交換してほしい」というサインです。
吸引力が落ちた時に確認すべき紙パック以外の目詰まり箇所
紙パックがまだ半分も溜まっていないのに、吸引力が弱くなったと感じることがあります。その原因はパックではなく、空気の通り道のどこかに異物が詰まっているケースが大半です。
- 床用ノズルの裏側:糸くずや髪の毛がブラシに絡まっていないか。
- 伸縮パイプの中:1円玉やティッシュの塊などが途中で止まっていないか。
- ホースの付け根:掃除機本体との接続部分にゴミが固まっていないか。
特にパイプの中は、スマホのライトで照らすと異物が見つかりやすいです。これらを確認せずに新しい紙パックに交換しても、問題は解決しません。
正しい装着手順でゴミ漏れと故障を未然に防ぐ方法
紙パックの交換は、慌てず丁寧に行うのが故障回避の近道です。まず、新しいパックを袋から出したら、軽く広げて中の空気を膨らませてください。ぺしゃんこのまま装着すると、ゴミが入った際に袋がうまく広がらず、偏りが生じてしまいます。
次に、台紙を本体のガイド溝に沿って、奥まで「カチッ」と音がする感覚があるまで差し込みます。最後に蓋を閉める際、紙パックの端が蓋に挟まっていないかを確認してください。隙間があると、そこから漏れたホコリがモーターへ直撃し、異音や故障の最大の原因となります。
正しい紙パックを選んで東芝掃除機を長く快適に使い続けよう

東芝の掃除機は、適切な紙パック選びと簡単なメンテナンスで、驚くほど長く使い続けることができます。ご自身の機種が「標準タイプ」なのか「小型・専用タイプ」なのかを一度把握してしまえば、次からの買い替えで迷うことはありません。
高性能な純正パックは、単にゴミを集めるだけでなく、部屋の空気を汚さないための重要なフィルターの役割も担っています。今回の対応表を参考に、お手持ちの掃除機に最適な紙パックを選んで、日々の掃除をより快適でクリーンなものにしてください。



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